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  • Writer's pictureKaori

海外で日本の文化に触れる日とバイリンガル育児応援の形

Updated: Jun 15, 2018

#メルボルン #ジャパンフェスティバル #応援する力 #バイリンガル子育て #海外子育て #自分軸 



昨日は、メルボルンで最大規模のジャパンフェスティバルに行ってきました。


私の知り合いにはビジネスをされている方も多く、日本ならではの和菓子、和のテイストを取り入れた洋菓子、和風小物、スキンケア、着物、手作り石鹸、などを出店されていました。


着物を着たり、アニメのコスプレをしているローカルの子の集団もいたりして、日本文化がこうやって海外で受け入れられているのを見ると、こちらもなんだか嬉しくなりました。



マザーズコーチング&トラストコーチング

我が家の息子はあんこが大好きなので、大きなあんぱんを買ってもらい、早速完食。


手作りの、優しいお味のするあんぱんでした。












マザーズコーチング&トラストコーチング

息子は、初めてのヨーヨー釣りも楽しかったようです。


子供用に、紙の持ち手ではなくプラスチックの紐だったので、取るのに失敗しても何度も挑戦できてよかったです。












オーストラリア マザーズコーチング&トラストコーチング

そして、ステージ上で和太鼓の演奏が始まると、それをじーっと見つめる息子。


「かっこいい?」って聞いたら、

「うん!」と答えていました。


こうやって、息子が海外にいながら日本の文化に少しでも触れる機会があるというのは、とても嬉しいことです。


実は、私も、小学生の時、和太鼓の演奏発表会をやったことがあって、その時のことを思い出しつつ、「太鼓の音って、やっぱり心に響くというか、魂を揺さぶられる!」と、私の方が見入ってしまいました。



オーストラリア マザーズコーチング&トラストコーチング

こちらが、お友達のお店で購入したお菓子たち。


これ、全部私が食べるんじゃないですよー。笑

もちろん、私もいただきましたが、

昨日は義父の誕生日ディナーがあったので、和菓子を持って行ったらすごく喜んでくれました。


ほうじ茶&黒糖プリンは息子がお気に入りでした♡







自分は日本人として生まれて、何十年も日本で過ごしてきたので、今海外にいるからといっても、心はやはり日本人だったりします。


和菓子と緑茶でホッと一息つく時には、本当にそう感じますね。


でも息子は、半分は日本人の”血”が入っていますが、こちらで生まれて、育つ環境も、習慣も全てオーストラリア式。


本人も、「僕は日本人じゃないよ、オーストラリア人だよ。」といっています…汗


そりゃそうですよね。日本でも、ハーフの子が、生まれた時から日本で育っていれば、言葉も習慣も日本人と同じだから、「私はどうして日本人じゃないの?」って思うと思います。


オーストラリアは、日本よりももっと移民文化で色々な人種や文化が入り混じっているので、見た目がアジア人だから、西洋人だから、という区別は日本よりももっと目立たないというか、それが普通のことなんです。

もちろん、◯◯系オーストラリア人というふうにいったりするので、うちの息子も、日系オーストラリア人であって、でも、”1/2日本人”ではないのですよね。


海外子育てで多くの人が悩まれるのは、日本語を現地語と合わせどのように教育していくか?というところだと思います。


我が家の場合も、私の両親が英語が全くダメなので、息子には、「じいじとばあばとお話しできるように日本語も話せるようになろうね。」と言っています。


でも、読み書きできるようになって欲しいか?というと、それは、本人次第だと思います。


もちろん、日本語が読み書きできると、日本に行って住むことになっても苦労は減るだろうし、日本のニュースや本を読むことで、日本の文化を直接理解することができるかもしれません。

でも、第2外国語としての日本語は、はっきり言って、日本以外で使うところがなく、中国語やフランス語、スペイン語が話せる方が、よっぽど多くの国や地域の人と話ができるし、ビジネスでも役立つと思います。


”日本人”である親からしてみれば、自分の子供が日本語が話せないと、


日本語を話せない=日本人というアイデンティティを捨てる


くらいに大きなことと感じてしまうのですが、

私的には、もし、本人が興味があれば、自然と学びたいと思うのではないか?という思いもあります。


もちろん、親ができることとして、今日のように日本文化に触れる機会を提供してあげるとか、絵本の読み聞かせをしたり、日本の歌を歌ったり、自然と日本語が周りにあふれている状態にすることも大切だと思います。

そうすることで、自然と日本への愛着や興味関心が育っていくのだと思います。


私のマザーズグループのお友達で、レバノン人をご両親にもつオーストラリア生まれのママがいるのですが、彼女も小さい頃はアラブ語の補習校のようなところに行っていたそうです。でも、本当にいくのが嫌で、彼女はやめてしまったそうで、長い間英語だけで生活していたそうです。


しかし、その後、高校生ぐらいになってまたアラブ語を話すことへの興味が湧いてきて、それから自主的に勉強し、今では普通に喋ることができ、お子さんにもアラブ語を教えられています。



我が家の場合、今は普段の会話では英語が強いのですが、息子がはまっている日本のテレビアニメ、シンカリオンを見ている時やその遊びをしているときは、断然日本語で真似っこして話していますし、私がそれに興味を持って聞き返してあげたりすると、一生懸命日本語で答えています。


私がつい息子に英語で話しかける時もあるのですが、つい最近は、私が言わなくても日本語でしゃべっている時もあるし、「ママ、日本語だけで喋って。」と、私の真似をして注意されました。笑


(そんな時こそ、最大級に褒めてあげるのをお忘れなく。)



オーストラリア マザーズコーチング&トラストコーチング


英語(現地語)ができなければ、小学校に行った時についていけないのではないか?と心配し、日本語ができなければ、現地語と比べてできないから、と心配になってしまう。


できないところばかりに目がいって、結局どうしたら良いのかわからなくなっている人が多いのではないでしょうか?



私は、言葉は、ツールでしかないと思っているので、私のママ友のように、興味を持って頑張れば後からついてくるものだと思っています。

私だって、英語を学校で勉強していた時にはほとんど喋れなかったけれど、使わないといけないとなるとやっぱり喋れるようになるのです。



これは、以前、日本語教育の専門家で大学でオランダ人に日本語を教えられている方に伺ったお話ですが、大学では、日本の小学校1年生の漢字を2週間で、2年生までの漢字も3ヶ月程度で学ばれるそうです。



それを聞いた時に思ったのは、子供が小さいうちに語学を学ばせないと手遅れになる!と思って、必死で自分の時間も子供の時間も犠牲にして頑張っているお母さんたちに、もっと大切なことがあるんじゃないか?ということに気づいてほしいということです。



私は、小学校の授業で何を学んだのか、あまり覚えがありません。

ところどころ、国語の授業でこんな素敵なお話を読んで、社会見学でパン工場に行って、ということは覚えていますが、数学でどんな問題を解いた、とか、全然覚えていないです。

いわゆるお勉強できる子だったのに、です。


でも、



学校祭で舞台に立った時の緊張感と逃げだしたくなるような不安


夏祭りで買ってもらった綿菓子の甘さや、夜の学校にいられることのワクワク感


炎天下の運動会で組体操をやりきった達成感やリレーで1等になれなかった時の悔しさ


冬のマラソン大会で必死に”心臓破りの坂”を登りきった時の血の味がする白い息


学校で飼っていた孔雀の鳴き声や、真っ赤なサルビアの咲いた花壇の土の匂い




そんなものは、今でもはっきりと思い出せるほど、私の中に深く思い出として刻み込まれています。


人間の脳は6歳くらいまでにその経路がほぼ完成すると言われています。

そして、その頃の脳は、左脳よりも右脳が活性化している状態です。


だから、美しい色、様々な香り、心地よい音、柔らかな感触、

そんな、今育っている脳を十分に刺激してあげる体験をすることが、その後の表現力や語彙力にもつながってくるのだと思います。


常に色々な不安と向き合いながらの海外子育てですが、やっぱり、たくさんある情報の中からどれを自分が選択するのか?どんな基準で選択して、その選択した自分を、周りに振り回されずに自分自身がサポートしていけるのか?


バイリンガル教育だけでなく、やっぱりそこが一番大切なことだと思っています。


コーチングを学んだことは、いまいち自信のなかった私のその部分を確信に変えてくれ、時にはブレてしまうこともあるけど、今までよりもずっとまっすぐ、自分の信じる道を進んでいける自分を育ててくれています。


自分のことを応援するように、息子のことも応援していきたい。


そんな子育てを目指しています。













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